2012年01月08日

「とんび」

NHKでドラマ「とんび」の放映がありました。
昨年9月残暑厳しい中、地元西大寺でロケがありました。
せのをやから50mくらいの五福通りで毎日撮影をしていました。
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五福通りは、かつて高瀬舟が荷を降ろす問屋が並んで、
たいそう賑やかな通りでした。
9月の1ヶ月間、夢のようにかつての賑やかな通りが甦りました。
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セットで甦った通りを歩くだけでワクワクしました。
おまけに堤慎一さんや小泉今日子さんなど俳優さんを垣間見ることが出来た時は、
もっとワクワクしました。

隣の西大寺観音院でも数回のロケがありました。
私がたまたまお寺の廊下で奥さんと話をしていると、
目の前を堤さんや小泉さんが、葬式の場面の撮影の為通っていきました。
ラッキー!!
posted by せのをや at 20:09| Comment(0) | 日々是閑話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月11日

コゲラが庭にやって来ました。

10月6日の読売新聞に「生物多様性」をテーマとした記事が掲載されていました。
コゲラという鳥は、一気に飛べる距離は500m程度と短いため、緑地が分断されると生態系が崩れやすくなるそうです。
我家に庭の隣は観音院の深い庭、その向こう吉井川を渡ると、向こう浜の薮根の雑木林。川上に上ると、上寺山。という具合に森が続いているようです。

我家の庭には、数年前にもキツツキが来たことがあります。
ヒヨにしては羽の模様が斑できれいだと思ってみていたら、
コツコツコツと木をつつき出しました。
「あれはキツツキか?」と嬉しくなって、つついた木を見に行くと、
モクゲの木には、1cm位の穴が多数開いていました。
ゲッ、と思ったけれど、虫を食べてくれたんだから・・。
キツツキは知っているけれど実物をこの眼で見られるとは思ってもないので
嬉しかった。

3日前に新聞でコゲラを見たときは、「これ!これ!」
「あれはキツツキではなくて、コゲラという名だったんだ。」
でも、コゲラはスズメ位の大きさと書かれているけれど、
わたしが見たのは、ヒヨ位大きかった。

新聞の記憶もあざやかな昨日。
孫をあやしながら庭を見ていると、
小さな鳥のにぎやかな集団がやって来ました。
「久しぶりにメジロかな?」と覗いてみると、メジロの他にも
「・・スズメか、近頃この辺であまり見なくなったのに・・・」
「でも、後姿が違う。斑模様がある。!!あれは新聞で見た、コゲラ!!」
じっと動きを注視していると、つつきました。コゲラです。

posted by せのをや at 13:57| Comment(0) | 日々是閑話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月27日

棟上明治16年!

せのをやに隣接する家(当家所有)を解体しました。
大正時代の良い建材を使った建物だと聞いていたので、
手壊しでお願いしました。
すると、屋根裏から、立派な梁と棟上札が出てきました。
棟上札には明治16年新築。棟梁田渕千代吉。
と書かれてありました。DSC04213.JPGコピー 〜 DSC04206.JPG

隣家が明治16年。
隣家は二階建てでしたが、
当家の壁には、それ以前の一階建ての屋根の痕が残っています。
この前、叔母さんが
「うちの家は、江戸時代の後期に津山城を新築した。
 その時の余った建材で建てたんじゃ。」
と言っていた。
あの話は、本当じゃった。
posted by せのをや at 20:28| Comment(0) | 日々是閑話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

祝岡山商工会議所130周年

岡山商工会議所130周年記念事業の一環で、
H.22.1.27より岡山天満屋地下ギャラリーにて
パネル展が開催されています。
その中に、創業100年を超える会員事業所一覧が
パネルにて紹介されていました。
せのをやも今年で創業126年を迎えるので、
パネルに掲載されていました。
隣は、尊敬する(株)林原、かの有名な林原生物化学研究所。
光栄です。H22.1.27 004.jpgH22.1.27 002.jpg
posted by せのをや at 19:33| Comment(0) | 日々是閑話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月30日

幻の陸ガニ「あかべんべん」は発見できるか!

以下の文章は4年ほど前に「みんなでみつけた西大寺の自然だより」 (岡山市立西大寺公民館発行)に掲載されたものに修正を加えたものです。

幻の陸ガニ「あかべんべん」の思い出

私が小学生の頃です。
父から、向州会陽橋の下あたりに「あかべんべん」という綺麗なカニがおり、
獲りかたはタクアンを紐でくくり、それを巣穴に降ろして釣り上げるのだ
と聞いて早速獲りに行きました。

その当時のその場所は自然の土手状態で土は粘土質
普通のカニは至る所に見られましたが
「あかべんべん」という美しいカニは発見できませんでした。
普通のカニ穴は横に伸びて浅いのですが
その中に入り口がほぼ真円で縦に深い穴がありました。
この穴の中に居るに違いないと思い、タクアンをそろそろと降ろしましたが
巣穴は恐ろしく深く底無しのようでした。

その日は獲ることはできませんでしたが
何日か挑戦してはじめて捕まえることができました。
大きさは縦3cm,横4cmくらいで
全体が丸みをおびた美しい形をしています。
はさみは真紅で甲羅と足は鮮やかなブル−
全身漆を塗ったような光沢があり
実に上品、他の陸ガニに比べれば宝石のようで
ほれぼれするような見事なカニでした。
それを家に持って帰り、父や祖父に見せたところ
「おう,これがあかべんべんじゃ、よう獲れたのう」
と言われたのを覚えています。

それから時々捕まえに行きましたが
タクアンで釣るのはなかなか難儀でまどろっこしいため
スコップで巣穴を直接掘ることにしました。
足場の悪い所を一時間ほどかけて1mほど掘ると
巣穴の底にじっとひそんでいるあかべんべんを発見できます。

祖父の子どもの頃はまだたくさんいたようですが
私が捕まえたのは数匹くらいで、もうその時分には絶滅寸前ではなかったかと思います。
今その場所は石垣とコンクリ−トで固められて土はありませんから
自然の造形の極致とも言うべき陸ガニの女王「あかべんべん」に
再会するのは完全に幻になったのでしょうか。


この「あかべんんべん」は一般的な陸生の「アカテガニ」とは比較にならないほど美しいカニです。
再発見は絶望的と考えていましたが、今朝ウオーキングの途中で、ひょっとしたら生息しているのではないかという可能性のある場所を見つけました。
しかし季節はいま冬に向かっているところですから、来年の夏前、カニが活動をはじめてから観察を始めたいと考えています。
posted by せのをや at 11:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々是閑話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする