たとえば、いきなり○○商店と言われても、普段よく買い物をしていたり、
長年営業していてその地域で有名なら、何の商売かすぐ分かりますが、
そうでなければ何屋さんなのかよくわかりません。
そこで商うものを具体的に示して、○○鮮魚店とか○○精肉店とか表示しておけば誰が見てもすぐ分かります。
眼鏡屋も同じで、たんなる屋号だけでは何を売っているのか不明ですから、○○眼鏡店としておけばよいわけです。
そのなかで圧倒的に多いのは、「メガネの○○」と呼称し、
商う商品を頭に持ってきて強調するという言い方です。
当店の場合「せのをや」という屋号ですが、このままでは他県から来られた人などには何屋さんなのかわからず、時々「呉服屋さんですか」といわれたこともありました。
なので最初はおきまりどおり「メガネのせのをや」としましたが、
どうもありきたりで十把ひとからげ、その他大勢の一人という感じで特徴が出せません。
そこで接頭辞を色々考えて「メガネの専門店」「アイグラスプロショップ」「未来を見つめるメガネの」「遠近両用メガネ専門店」「メガネ工房」「皆足眼鏡本舗」等々、様々なものを次々に使ってきました。
しかし最近になって、眼鏡屋の仕事は、お客様に、何をさておいてもよりよい視力を提供することだと、あらためて思いを深くしました。
そういった内容を端的に表す言葉として、これからは「視力工房」という接頭辞を、おそらく日本ではじめて使用したいと思います。
なお掲載の写真は当店が視力検査に使っている
ポラテスト(ドイツ製)のレッドグリーンテストと第二立体視テストのチャートです。
この他にも色々なチャートを使ってより良い視力を引き出していきます。
そして最高の視力は最良の立体視を実現することによって得られます。