「白内障薬効果なし」の大見出しが踊りました。
ついで7月3日にはそれについての論評があり、
効果のない治療薬を投与してきた
白内障治療の現状に警鐘を鳴らしています。
かねてより米国など先進諸国から、
日本の白内障治療薬には有効性がないと指摘されていましたが、
このたびようやく厚生労働省研究班が「十分な科学的根拠がない」として、
はっきり言えば投与はやめるべきとの診療指針を示して、
これは過日京都で開催された日本白内障学会のシンポジウムで取り上げられ、
一般眼科医の知る所となっています。
つまるところ、病気とその治療方法について無知な人々は
二週間に一度、時間を割き費用を使い、
治りもせず、進行を遅らせることもできず、
予防もできない白内障の薬をもらいに眼科に通い続けていただけでなく、
健康保険行政に損害を与え、長年医者の懐を潤し続けていた訳なのです。
医療の世界標準指針として百年の歴史を誇る「メルクマニュアル」では、
白内障に対処する方法としては、
こまめに眼鏡の度数を変えて眼に合わせ、必要視力を確保すること
だけを示しており、薬物の投与に付いては一行もありません。
すなわち最終手段としての手術を除いて
白内障に有効な手だては、安全確実、副作用もない
メガネしかないというのが現状ということになります。
ではメガネならなんでも良いのかというと
どんなものでもよいと言う訳にはいきません。
私の提唱する「白内障になりたくない人のメガネ−プリシス」であれば
白内障とおそらくそのとき同時に混在する屈折異常による視力の減退
に適切に作用し、運転免許取得などに必要な視力を確保できると思います。
眼は歯と同じく死ぬまで毎日使い続けなければなりません。
歯は適切な管理、すなわち歯磨きによって
高齢になっても自分の歯を二十本残す事が可能です。
眼も適切な管理、すなわち眼磨きによって
八十才になっても1.0の視力を出すことが可能です。
眼磨きをすることの出来るメガネ、
それが白内障になりたくない人のメガネ−プリシスです。
両眼開放屈折検査の技術を持った専門家に検眼してもらえば
手に入れることが出来ます。